ジャーナリングと日記の違い

「ジャーナリング」という言葉を聞いて「日記」とどう違うの?と思われている方も多いかと思います。

どちらも自分の思考や感情を記録する方法ですが、それぞれに異なる特徴と効果があります。この違いを理解することで、自分に合った方法を選びやすくなります。この記事では、それぞれの特長や効果を詳しく解説します。


日記とは?

日記は、日々の出来事を記録する習慣です。主に「何があったのか」といった事実を中心に書かれることが多く、時系列でその日の出来事を追っていく形式が一般的です。

例: 「今日は友人とカフェに行った。彼女と話す時間はとても楽しく、リフレッシュできた。」

特徴:

◾️ 時系列で書かれることが多い
◾️ その日の出来事や感情が中心
◾️ 自分の人生の足跡を残すことが主な目的
◾️ 文章形式で書くことが多い
効果:
◾️ 思い出の保存
◾️ 人生の記録
◾️ パターンの発見

ジャーナリングとは?

ジャーナリングは、目的が自己探求や自己理解を深めることで、単なる出来事の記録ではなく、自分の思考、感情、目標、夢などを深く掘り下げるものです。

例: 「今日は友人とカフェに行き、とても楽しい時間を過ごした。彼女の話から自分の考えを振り返るきっかけをもらい、特に最近の生活習慣について見直したいと感じた。この楽しい時間は、ただの気晴らしではなく、自分にとって次に繋がる行動のヒントだったかもしれない。次回会うときは、自分の進展について話せるようになりたい。」

特徴:

◾️ 自己探求や目標達成を目的とする
◾️ 出来事をきっかけに感情も書き出す
◾️ 自己理解向上のため特定のテーマやプロンプトを使って書き出す
◾️ 文章に加えて、リストや図・グリッドなども使う

効果:

◾️ 自己理解を深める
◾️ 感情や思考を整理する
◾️ 目標を明確化し、達成を促す 

主な違い

項目 日記 ジャーナリング
目的 日々の出来事の記録 自己理解や問題解決、目標達成
内容 日常の出来事 特定のテーマやプロンプトに基づく深掘り
形式 時系列に沿った文章での記録 文章、リスト、図、グリッドなど
効果 思い出を残し、日常を振り返る 自己探求、感情整理、創造性向上


まとめ

日記とジャーナリングの違いについて、少しはクリアになったでしょうか?

ジャーナリングには、特定のテーマを深掘りするテーマ式ジャーナリングから、日々の出来事をきっかけに感情や思考を整理するデイリージャーナリングまで、多様なスタイルがあります。そのため、ジャーナリングの一部に日記の要素が含まれることも少なくありません。

気持ちを書き出すことに慣れていない場合は、まずは日記をメインにして、その日の出来事を簡単に書き留めた後、一言でも自分の感情や思いを付け加えてみるのがおすすめです。

ジャーナリングの特徴を理解し、自分のスタイルで書き始めてみると、新たな発見や視点がきっと得られるはずです。書くことを通じて、自分をもっと深く知る旅に出てみませんか?

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