1年を振り返るジャーナリング方法



年末は、一年の活動や成果を振り返り、
新しい年に向けて準備をする大切な時期です。

振り返りを行うことは、
自分を見つめ直し、成長を実感し、
来年の目標を設定する大切なプロセスになります。

ジャーナリングに興味をお持ちの方は、
年始から始めよう!と思うかもしれませんが、
実は、年末から始めるのがおすすめです。

1年を振り返った上で、
来年のスタートを切ることによって
意識したいことや目標が明確になります。

この記事では、効果的な振り返りジャーナリングのため以下をご紹介します。

1. 振り返りの効果
2. 振り返りの5つの方法
3. 取り組み方


1. 振り返りの効果

1年を振り返ることには、多くの効果があります。
自分を深く理解し、次のステップに向けた準備を進めることができます。

 

▪️ 自己理解が深まる: 振り返ることで、自分の価値観や行動パターンを把握しやすくなる。

▪️ 成長や成果を実感: 日々の忙しさの中で気づけなかった小さな進歩や達成を認識できる。

▪️ 感謝の気持ちを育む: 感謝の気持ちを再認識し、ポジティブな気持ちを引き出す。

▪️ 教訓を得られる: 失敗や困難を学びとして受け止め、次に活かすヒントを得られる。

▪️ 目標が見えてくる: 意識したいこと、やりたいことが整理され、目標が立てやすくなる。


2. 振り返りの5つの方法

 

1) カテゴリーごとに振り返る

一年をいくつかのカテゴリーに分けて振り返ると、考えが整理しやすくなります。例えば、「感謝」「挑戦」「成長」「喜び」のような項目をベースに書き出してみる。


健康、お金、仕事、子育て、趣味など、自分が大切にしている生活のキーワードごとに振り返るのもおすすめです。

プロンプト例:

▪️ 感謝: 今年感謝していることは?

今年、支えてくれた家族に感謝。特に〇〇のとき、力になってくれて本当にありがたかった。

▪️ 挑戦: 自分が乗り越えた困難や挑戦は?

〇〇のプレゼン、最初は不安だったけど準備を重ねたおかげで無事成功した。

▪️ 成長: 自分の中で変化したことや学んだことは?

今年は朝のルーティンを続けられた。自分の時間を大事にできたことが大きな変化。

▪️ 喜び: 幸せや楽しさを感じた瞬間は?

夏休みに海で家族と過ごした時間。本当にリフレッシュできて幸せだった。

 

2) ハイライトとチャレンジを書き出す

一年の中で特に印象に残った「良いこと(ハイライト)」と「辛かったこと(チャレンジ)」をそれぞれ書き出してみる。それぞれから得られた教訓も整理しよう。

プロンプト例:

▪️ 今年のハイライトとして残った3つのことは?

1. 大きなプロジェクトを完遂 2. 子どもの運動会で全力応援 3. 趣味の〇〇をマスターできた。

▪️ 辛かったことをどのように乗り越えた?

〇〇の失敗がきっかけで自分の弱点に気づいた。それから△△を学んで次に活かせた。

▪️ 良いこと、悪いことそれぞれから学んだことは?

良いことからは挑戦の大切さを学んだ。悪いことからは事前準備の重要性を再確認した。

 

3) 未来に向けた振り返り

過去を振り返るだけでなく、それを基盤に来年への方向性を明確にしていく。

プロンプト例:

▪️ 今年の自分に「ありがとう」を伝えるとしたら?

今年は新しいことに挑戦したり、頑張り続けたりしてくれてありがとう。特に△△のときの努力は自分でも誇りに思える。

▪️ 来年の自分に向けてどんなメッセージを送りたい?

もっと自分に優しく、無理せず続けていこう。楽しいことを増やしていける一年にしようね。

▪️ 来年、もっと大切にしたいことは?

健康を第一にして、早寝早起きを心がける。家族との時間も増やしたい。

 

4) タイムラインを描いて振り返る

1月から12月までをタイムラインとして書き出し、それぞれの月で印象に残った出来事をまとめる方法。視覚的に一年を振り返ることができる。

やり方:

▪️ 紙に12か月のタイムラインを描く

▪️ 各月の重要な出来事や学びを書き込む

▪️ 良かった月と、もっと工夫できた月を見つける

 

5) 感情を中心に振り返る

「何が起こったか」だけでなく、「その時どう感じたか」にフォーカスして書く。感情の振り返りは、自分理解を深める助けになる。

プロンプト例:

▪️ 今年最も喜んだ瞬間は?

友達と久しぶりに会って、ずっと笑いっぱなしだったあの日。

▪️ 自分に自信を持てた瞬間は?

〇〇のプレゼンが大成功して、自信を取り戻したとき。

▪️ 来年、どんな感情をもっと感じたい?

達成感と安心感をもっと感じる一年にしたい。

3. 取り組み方

振り返りを深めるための具体的なアプローチをご紹介。

1) 静かな環境を整える

・リラックスできる場所を選び、温かい飲み物や心地よい音楽を準備。

・デジタルデバイスを避け、紙とペンだけで集中する。

2) 具体的に書き出す

・抽象的な言葉ではなく、できるだけ具体的なエピソードや数字を含めて書く。

・箇条書きやテーマ別にまとめることで思考が整理される。

3) 感情を深掘りする

・出来事だけでなく、それに伴う感情も書き留める。

・「なぜその感情を持ったのか」を考えてみる。

4) 写真や絵を活用する

・一年を思い出させる写真やイラストを貼ると、振り返りが楽しくなる。

5) 最後に未来へのメッセージを添える

・振り返りを通して得た学びをもとに、来年への希望や目標を書く。


まとめ

ジャーナリングを通して1年を振り返ることで
過去から学び、自分を理解し、
未来に向けた前向きな準備ができます。

年末のこの特別な時間、
自分と向き合うために少しだけ時間を取ってみてください。

1年を見つめ直すことで、新しい年がより実り多いものになるはず。✨


振り返りにおすすめのジャーナル

こちらの記事で紹介された方法を使用して自由に書き出しながら一年を振り返りたい方は、書き心地を追求したCHAPTER の白紙のジャーナル「継続できる DAILY JOURNAL」 がおすすめです。



一年の振り返り作業を機に、自分探しが必要と感じた方は、是非 CHAPTERのワークブック式ジャーナル「自分を探す TRUE-SELF JOURNAL」を詳しくご覧ください。

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